血液検査で分かる事は、赤血球の数や白血球の状態などだけでなくさまざまな体の症状もわかる事は有名です。
痛風と関係する「尿酸」の数値やリウマチ、糖尿病、肝炎、エイズなどは、血液検査によって病状や兆候を知ることができます。
そして、医療技術の進歩により血液検査ではわかる事が増えてきているそうです。
ガンの有無やさらに精神的な病であるうつ病まで診断可能になるといわれています。
それまではガンは各部位のレントゲン、うつ病は患者からのヒアリングというアプローチが主でした。
特にうつ病は患者の主観的な意見に基づき、診断さんされるため、誤診が生じる可能性も否めませんでした。
しかし、2011年に脳内たんぱく質のDNAにうつ病患者特有のパターンが発見され、血液検査でそれがわかるようになったというのです。
さらに今後、血液検査では寿命まで分かるようになるというのです。
寿命を知るためには血液検査のテメロアという物質を調べます。
telomere はギリシア語で「末端」を意味する τέλος (telos) と「部分」を意味する μέρος (meros) から作られた語です。
テロメアはハーマン・J・マラー(1938年)とバーバラ・マクリントック(1939年)によって報告され、テロメアを「染色体の末端を保護する染色体の要素」と定義しました。
テメロアは遺伝子を保護する役割をしますが、細胞が分裂するたびに短くなっていきます。
そして、一定の長さまで短くなると細胞は死んでしまうことがわかっているので、血液検査でテロメアの長さを調べれば寿命もわかるそうなのです。
このように、人間の細胞分裂の回数には限りがあり、いつかはそれが停止してしまうため、寿命が尽きてしまうのです。
この細胞分裂は誰もが一定に行われるわけではないため、人によって寿命も違います。
ただ、癌細胞だけは別です。
癌だけはテメロアが短くならずに再現なく分裂増殖してしまうのです。
そのため、抗がん剤で寿命を延ばしていつか癌細胞が消えるのを待っても治らないのです。
そして、必ず短くなっていくテメロアは必ず一定の速さで短くなるとは限らず、ストレスや喫煙、活性酸素や栄養分の過剰摂取など、細胞を傷つける要因があるとテメロアが短くなるのを促進してしまう可能性があります。
また、多くの細胞の中のテメロアが長さを保っていても、一部だが短くなってしまっていたら、そのために内臓疾患などが起こり、若くして寿命を縮めることもあり得ます。
そのため、テメロアの減少は一定とは限らず、血液検査で検査したとしても確実に寿命を断定できるとは限りません。
実際、テメロアは細胞老化に関わっているとされていますが、細胞老化と個体老化の関係は明らかになっていないのです。
ですが、テメロアを短くしたくなければ、細胞を傷つけないように摂生と健康管理を心がけ、まめに健康診断を受けたほうがいいでしょう。
また、癌に効果がある、などといってまったく医学的根拠のない詐欺まがいの健康食品なを売りつける事件があるように、テメロアを伸ばす、などのインチキな健康食品も出てくる可能性があります。
あとは、生命保険の審査に先駆けてテメロアの健診が行われ、その長さによっては、契約を断られてしまう、というような可能性も否めません。
また、テメロアによって寿命がわかれば、そのことが原因で自暴自棄になってしまい、自殺してしまう、やけになって犯罪を起こす、などの可能性も十分あると思います。

コメント