たけしの本当は怖い家庭の医学でしゃっくりが初期症状の前兆で脳腫瘍が発症した実例を紹介します。
その女性はまだ28歳、会社では受付嬢をしていました。
いつものように訪問客を応対していたその時、突然しゃっくりが出て止まらなくなったのです。
しゃっくりが出ていてはとてもまともな対応はできず、ショックを受けた彼女ですが、そのしゃっくりが怖い病気の前触れだったのです。
とはいえ、その時のしゃっくりは2時間ほどで止まり、その後はすっかり忘れてしまいました。
かと思うと、突然吐き気を覚え嘔吐してしまうなどの症状が続きました。
心配になった女性は翌日すぐに病院へ行き検査をしてもらいますが、医師の診断はストレスからくるものだと言われ、すっかり安心してしまいました。
しかし、その間にも病気は進行していたのです。
そしてしばらくたったある日、いつものように受付の仕事をしていると、突然相手の声が聞こえなくなるという症状がありました。
もちろん、そんなことは初めてのことです。
しかし、その症状もまたすぐに治り、病気だとは思いませんでした。
そしてその翌朝、にぶい頭痛があり、その頭痛は一定のリズムでズンズンと感じたのですが、それでも女性は市販の鎮痛剤を飲み、会社へ行きました。
鎮痛剤を飲んだらまた症状はすぐ止んだからです。
そしてそれから一週間後、同僚に制服のしわが目立つなど、今まで言われたことのなかった服装の乱れを指摘されるようになりました。
さらに受付嬢であるにもかかわらず、訪問客にどなってしまうなど、性格の変化まで現れ始めました。
そしてついには会社で倒れてしまいました。
病院に運ばれた時には意識不明、そしてそのまま死亡してしまいました。
検査の結果、病名は脳腫瘍です。
脳腫瘍とは脳に腫瘍ができ、それが様々な症状を引き起こす病気です。
脳腫瘍自体は原因ははっきりしておらず、できる腫瘍の場所によって症状も様々であるため、精密検査をしなければただ病院へ行っても発見される事はあまりありません。
実例の女性の場合、腫瘍は小脳と脳幹を包む髄膜というところにでき、脳幹の呼吸をつかさどる部位が腫瘍で圧迫されたためにしゃっくりという初期症状があらわれたようです。
突然の嘔吐も脳幹の胃の働きを司る中枢が圧迫されたためで、腫瘍がどんどん大きくなるにつれ、症状も変化していったのです。
さらに大きくなりすぎた腫瘍は脳幹の近くにある聴覚の神経まで圧迫して難聴を引き起こしたり、脳の中を流れる髄液をせき止めたためにリズムのある頭痛が発症したのです。
すぐに治る難聴までならともかく、頭痛は本当に怖いので、最低でもこの時点で病院へすぐ行くべきでした。
頭痛なら精密検査で脳周辺を調べてもらい、腫瘍を発見してもらえる可能性も高いのです。
そしてこの時点で適切な治療を受けていれば十分に助かっていたとされています。
性格の変化は腫瘍によって圧迫された脳の一部が適切に働かなくなったと考えられます。
ここまでいくと治療をしても完全に元に戻れるかあやしいところです。
最終的には腫瘍は呼吸をつかさどる中枢をおしつぶしてしまい、死にいたってしまいました。
脳腫瘍は原因はわからないのですが、男性より女性のほうが2倍ほど発症しやすいそうです。
しかし、悪性でなければ適切な処置により90%以上助かる病気でもあります。
もちろん脳のことですから処置が遅れれば遅れるほど後遺症の可能性も高くなります。

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