クレジットやキャッシュカードの情報を盗むスキミング犯罪とは、その手口と過去の事件

スキミングという犯罪の恐怖は恐怖はカードを落としたわけでも盗難にあったわけでもないのに気づかない間にクレジットカードを使われて多額の請求が届いたり、キャッシュカードで預金がすべて下ろされ、残高がゼロになっているというものです。

スキミングとは「スキマー」もしくは「スキミングマシン」と呼ばれる装置を用い、クレジットカードやキャッシュカードに記録されたデータをコピーするという犯罪の手口です。

カード自体を盗まれたなら誰でもカードを停止させるため問題には発展しにくいのですが、スキミングではカードは盗まずに情報だけ盗んでいくため、盗まれた本人も気づかず被害が拡大しやすいのです。




そして盗み取ったデータは情報の入っていないカードに書き込まれ偽造カードとして使用されてしまいます。

盗まれた人は利用明細書を見て気づくこともありますし、利用明細書を見ない人や少しずつ利用されていると見ても気づかず利用され続けてしまう場合もあります。

被害に気付いた場合は、慌ててカード会社や銀行に連絡をするでしょうが、盗難であることを説明して、対処してもらうまでには手間がかかります。

銀行口座の場合ならば、急な物入りでお金が必要であるにもかかわらず、引き出すお金がないという状態に陥ってしまうこともあります。

このようなスキミング行為は1980年代から横行するようになったと言われ、客からクレジットカードを預かった店員が気づかれないようにスキマーに通して、情報を抜き取るという手口が見られ始めたのです。

さらに1990年代には、東南アジアなどを中心とした、海外旅行へ出かけた際にスキミングの被害に遭い、身に覚えのない請求書が届くという被害が続々と報告されました。

スキミング犯罪で有名なのは、2003年の11月から、関東地方にある同列系のゴルフ場において、およそ150回ものスキミングを繰り返したという事件です。

同じくらいの時期に知らぬ間に預金を引き出される事件が続発しました。

この事件の調査結果は、ゴルフ場のロッカーを荒らしていた集団とゴルフ場の支配人の仕業だったということです。




この集団はロッカーを荒らしたものの、金銭などの貴重品にはまったく手をつけなかったというのです。
彼らが目的としたのは、キャッシュカードの情報だけでした。

その手口は、ゴルフ場の支配人を巻き込み、まず、ロッカーのマスターキーを預かって、マスターキーでロッカーを開けてキャッシュカードの情報でスキマーで読み取った後、カードを戻して施錠し、盗んだデータをもとに、偽造カードを作り、ATMで現金を引き出すというものでした。

ただ、キャッシュカードで現金を下ろすには、暗証番号が必要となります。

そこで、犯人たちはあらかじめ、ロッカールpムにカメラを仕掛け、ターゲットとなるゴルフ客の行動を監視していたのです。

ゴルフ場のロッカーは暗証番号を求められるものが多く、客は任意の4桁を入力します。
そして、その数字は、銀行口座のものと同じに設定してしまうケースが多かったのです。
そのため、犯人たちは簡単にいくつもの暗証番号を入手できました。

この他に、ホテルなどの信用照会端末機や、ATMのカード差込口にスキマーが仕掛けられていたという事件も発生しています。

これはつまり、かなり小さなスキマーが存在し、また、現場にいなくても、トランスミッターを使った遠隔操作が可能だということです。

そのうえ、スキマーや磁気カードへの書き込み装置が闇市場に出回るなどして、窃盗団でなくてもスキミングできるような状況になってしまっています。





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